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【お知らせ】理論に基づいた介護を実践する「こぼり苑」を視察 利用者主体のケアと減薬への取り組みを学ぶ

2026年7月16日、株式会社最中屋(本社:京都府京都市、代表取締役CEO:結城 崇、以下「最中屋」)は、理論に基づいた介護の実践や利用者主体のケアについて学ぶことを目的に、社会福祉法人 上ノ郷福祉会 特別養護老人ホームこぼり苑(所在地:熊本県熊本市、施設長:宮﨑 千恵、以下「こぼり苑」)を訪問し、事業所で実践されている介護の考え方や日々の取り組みについて見学させていただきました。

こぼり苑は、最中屋が伴走支援を行っている事業所の一つです。継続的な関わりの中で、今回は実際の現場を訪問し、理論に基づいた介護の実践や利用者主体のケアについて理解を深める貴重な機会となりました。

こぼり苑を運営する上ノ郷福祉会は、高齢者福祉の分野で「理論に基づいた介護」を柱に掲げ、「自立支援介護」「科学的介護」「重度の要介護高齢者の身体的再自立支援介護」をコンセプトに実践しています。今回の視察では、現場での取り組みや職員の皆様の利用者への関わりを通して、その理念が日々の介護実践に落とし込まれている様子を見学し、多くの学びを得ることができました。

■ 「昼しか配薬していない」と言われるほどの減薬への取り組み

今回の視察で特に印象に残ったのは、「昼しか配薬していない」と言われるほど、減薬に力を入れているという点でした。

この取り組みを支えているのが、こぼり苑 施設事業部長の小松 卓治氏(看護師)です。小松氏は「科学的介護フォーラム’26 in 熊本」(7月17日開催)でも「連携で実現する自立支援介護の実践と減薬効果」をテーマに登壇されるなど、科学的根拠に基づく介護の実践者として各地で講演を行っています。

実際に事業所を見学すると、その言葉だけが独り歩きしているわけではなく、利用者一人ひとりに向き合い、自立した生活を支えるという理念のもとで日々のケアが実践されていることが伝わってきました。

また、看護師の皆様からは、ポリファーマシー(多剤服用)や減薬への取り組みについても詳しくお話を伺い、利用者一人ひとりの状態に合わせて多職種が連携しながら支援を行っていることを学びました。

■ 利用者主体のケアを支える現場

こぼり苑では、利用者一人ひとりの状態や生活に合わせた支援が行われており、職員の皆様が利用者と自然にコミュニケーションを取りながら関わる姿が印象的でした。また、職員同士の連携も円滑で、チームとして利用者の生活を支える姿勢が随所に見られました。

今回の視察では、介護技術だけではなく、利用者の尊厳を大切にする考え方や、理論やエビデンスに基づいて日々の実践を積み重ねることの重要性についても学ぶことができました。

午後の時間帯に施設を訪問しましたが、多くの入居者の皆さんがリビングで思い思いの時間を過ごされていたことも印象的でした。また、館内には歩行器が数多く置かれ、利用者が日常生活の中で自然に活動できる環境づくりが実践されていました。

今回同行した社会福祉法人ひだまり 理事長 永田かおり 様は、

「午後の時間帯にも多くの入居者様がリビングで過ごされており、寝たきりにするのではなく、確実に活動の拡充が図られていることを実感しました。」

と話されており、利用者の活動を支える環境づくりが施設全体に根付いていることを感じました。

熊本県内外から視察が訪れるなど、こぼり苑は理論に基づいた介護を実践する施設として注目を集めています。こうした実践によってADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)が向上していく利用者の姿を職員が日々目の当たりにしており、その積み重ねが職員一人ひとりの経験値を高め、成長の実感にもつながっているとのことでした。

■ 視察で感じたこと

今回の視察を通じて強く感じたのは、理論やエビデンスに基づく介護が、現場の日常として着実に実践されているということでした。

利用者一人ひとりの尊厳を大切にしながら、その人が持つ力を引き出す支援を職員全員が共通の考え方のもとで実践しており、利用者主体のケアが自然に根付いていました。

また、チームとして利用者を支える連携や、「これまでの当たり前」を見直しながらより良いケアを追求し続ける姿勢も印象的でした。

さらに、施設で暮らす猫の「もんじろう」が利用者や職員の皆さんに自然と寄り添う姿も印象的でした。介護技術や理論だけでなく、人も動物も穏やかに過ごせる温かな環境づくりが、こぼり苑の魅力の一つであることを感じました。

■ おわりに

今回の視察は、利用者主体の支援や科学的根拠に基づく介護について理解を深める貴重な機会となりました。なかでも、「昼しか配薬していない」と言われるほどの減薬への取り組みは印象的でしたが、その背景には利用者一人ひとりに寄り添い、自立した生活を支えるという一貫した理念があることを、現場での実践を通して理解することができました。

また、多くの利用者がリビングでいきいきと過ごす様子や、施設全体で利用者主体のケアを支える環境づくり、そして施設の人気者・もんじろうとの触れ合いを通して、理論に基づいた介護が利用者の日常を支える実践として根付いていることを実感しました。

最中屋では、今後も伴走支援を通じて介護現場に寄り添いながら、現場で生まれている実践や価値を広く発信するとともに、高齢者福祉のさらなる発展に貢献できるよう取り組んでまいります。

運営法人: 社会福祉法人 上ノ郷福祉会

所在地 : 熊本県熊本市

理 念 : 理論に基づいた介護

     (自立支援介護/科学的介護/重度の要介護高齢者の身体的再自立支援介護)

URL  : https://kaminogo.com/