株式会社最中屋(本社:京都府京都市、代表取締役CEO:結城 崇)は、2026年7月13日(月)、東北福祉大学 総合福祉学部 社会福祉学科 介護福祉士養成課程の2年生約30名を対象に、当社 最高知識責任者(CKO)秋葉 美央(自立支援介護認定講師/国際医療福祉大学大学院 在籍)による特別講義を実施いたしましたので、その様子をご報告いたします。

■ 講義概要
本講義は、介護における業務記録・チームコミュニケーションに関する授業単元の一環として実施しました。タイムスタディアプリ「ハカルト」を通じて、データを活用した介護現場の情報共有のあり方についてお伝えし、現場の「大変さ」を感情ではなく数値・データとして捉える客観的な視点、そして「人を責めるのではなく、仕組みを改善する」未来志向のチームの在り方を体感していただく内容としました。
学生の皆さまには、まず「ハカルト」をスマートフォンで実際に操作いただき、計測の手軽さを体験。その後、実際の介護施設で蓄積されたサンプルデータを使い、4人1組のグループワークを実施しました。「人手不足に見えるが、実は情報共有の非効率が原因」――データに隠された根本原因を、各班で読み解いていただきました。

■ 当日の様子
やや難易度の高いワークであったにもかかわらず、各班からは多様な発想や考察が寄せられ、学生の皆さまの積極的な取り組みが印象的でした。施設見学やアルバイトなどを通じて介護現場に触れた経験のある学生も多く、現場の課題感を普段とは異なる視点から捉え直す機会になったのではないかと感じています。

■ 参加した学生からの声
今回の講義を通じて、学生からは「データが業務改善の共通言語になる」という気づきや、「人を責めるのではなく仕組みを見直す」という考え方への共感、そしてハカルトの直感的な操作性への驚きなど、多くの声が寄せられました。
- 現場の見え方には主観と客観の二つがあることが、今回いちばんの学びでした。グループワークで施設データを読み解いた際、多くの班がほぼ同じ意見にたどり着いたことからも、客観的な数値は誰にとっても共通の言語になるのだと実感しました
- ボタンを押すだけで自分の業務内容がデータとして記録できる点に驚きました。次の作業に移る際もストップを押す手間がなく、記録にかかる時間を大幅に減らせると感じました
- 印象に残ったのは、ミスや忙しさを個人の責任にするのではなく、仕組みそのものを見直していくという考え方です。誰かを責めるのではなく体制の問題として捉え直すことで、より働きやすい環境がつくれるのだと学びました
- 業務時間をデータで可視化することで、専門職が本当にやるべき業務は何かを考えるきっかけになりました。来月からの実習でも、利用者への支援だけでなく業務全体を客観的に見る視点を大切にしたいです
- データを見ることで、実際に現場にいない学生でも課題や改善策を具体的に考えられた経験から、データ活用の重要性を強く実感しました。こうした仕組みが地方の小規模施設にも広がることを期待しています
なお、ご担当の先生からも「感覚だけで捉えるのではなくデータで可視化し、仕組みの改善につなげていく視点は学生にとって貴重な学びとなった」とのお言葉をいただきました。
業務改善は、「優しさ」の量を増やすために行うもの。移動の時間や記録の手間を見直すことは、目の前の利用者さんと向き合う時間を生み出すことにつながります。当社は、これからも現場のデータ活用を通じて、こうした視点を伝えていきたいと考えています。
■ハカルトについて
ハカルトは、介護施設の業務時間を計測・分析するタイムスタディアプリです。現場スタッフが日々の業務を記録することで、施設全体の業務構造を可視化し、サービスの質向上と業務改善を支援します。


