株式会社最中屋(本社:京都府京都市、代表取締役CEO:結城崇、以下「最中屋」)は、このたび鳥取県発注の「令和7年度ケアプランデータ連携システム普及加速化モデル事業(効果測定)業務」に採択されたことをお知らせいたします。
本事業では、米子市をモデル地域として、介護現場におけるケアプランデータの円滑な連携体制の構築と、実施効果の測定を通じたデジタル化の促進が目指されます。株式会社最中屋は、介護施設や関係機関と連携し、業務効率化やサービス向上に貢献する取り組みを進めてまいります。
■事業の概要
本事業は、ケアプランデータ連携システムの活用が進んでいない介護事業所をモデルとし、課題抽出からシステム導入による業務効率化・負担軽減効果の測定・可視化までを一貫して実施し、好事例の発信を通じてシステム普及の加速化を図ることを目的としています。
モデル地域となる米子市において、システムの定着が進んでいない介護事業所を対象に、導入から運用における伴走支援を行うと共に、最中屋のタイムスタディツール「ハカルト」を活用した効果測定を実施いたします。
■最中屋が目指すもの
当社は「人材不足が深刻化する介護分野の『産業化』と『生産性向上』を達成し、持続可能な介護保険制度の確立」をミッションとして掲げています。本事業を通じて、以下の取り組みを推進してまいります。
- 科学的な効果測定による課題の見える化 独自開発のタイムスタディツール「ハカルト」により、介護現場の業務を1タップで記録・分析し、定量的・定性的データに基づく客観的な導入効果を可視化します。従来、高額なコンサルタントが必要だった業務改善分析を、現場の負担を最小限に抑えながら自動化いたします。
- 持続可能な介護現場の実現 ケアプランデータ連携システムの導入前後の変化を具体的に測定し、業務フローの見直しから適切なICT機器の選定・導入支援まで、トータルな改善提案を行います。これにより、介護職員の負担軽減と業務効率化を同時に実現します。
- 横展開可能な好事例の創出 米子市での成果を報告書や啓発資料としてまとめ、成果報告会を通じて鳥取県内の他の介護事業所への横展開を図ります。地域全体の介護DX推進に貢献し、持続可能な介護保険制度の確立を目指します。
最中屋は、これまで長崎県をはじめとする全国各地でケアプランデータ連携システムの普及支援事業に取り組んできました。これらの実績を活かし、鳥取県での事業を成功に導きます。本事業の成果を基に、全国の介護現場におけるデジタル化推進とケアの質向上に貢献してまいります。

■タイムスタディから始めるタスクシフト革命
介護人材が不足し業務に追われている現場では、職員毎の役割分担が不明確であったり、どのICTを導入すべきか悩んでいたりする課題に対し、「ハカルト」は自動で改善提案を行い、利用者様と向き合う時間を増やすことを可能とします。
■ケアプランデータ連携システムの導入前後の効果の見える化に「ハカルト」
「ハカルト」は、ケアプランデータ連携システムの導入前後の効果を「見える化」するツールとして活用することが可能です。業務の変化や効率化の成果を具体的に把握し、効果的な運用支援を行うことで、サービスの質の向上を目指します。

